「近所がゴミ屋敷で困っている」そんなお悩みの方もいるでしょう。
近所がゴミ屋敷化してしまった際、その住人だけでなく近隣住民にも悪影響を及ぼします。
ゴミ屋敷をどうにかしたいと思っても、片付けをしない限りどうにもなりません。
トラブルになりたくないという方も少なくないでしょう。
今回は近所がゴミ屋敷化してしまった場合の対処法についてご紹介します。
目次
1. 近所にゴミ屋敷があるとこんな支障が
近所にゴミ屋敷があると以下のような悪影響があります。
- 悪臭がする
- 害虫が自宅に入ってくる
- 火災の危険性
このような影響を受けます。
ゴミ屋敷が近くにあるだけで普段の生活に支障を出してしまいます。
近所にゴミ屋敷がある場合、早急に対処をしなければなりません。
それでは、それぞれの影響について解説をしていきます。
a.悪臭がする
生ゴミや不用品などのゴミが溜まることによって、悪臭がたちこめます。
特に生ゴミは時間が経過するにつれて、激臭になります。
部屋を閉め切ってしまえば悪臭はしないかもしれませんが、ゴミ屋敷に年季が入ることにより家の中でもゴミ屋敷の匂いがしてしまうでしょう。
また、近隣に小さなお子さんがいる場合は、なかなか外で遊びづらくなってしまい子育ても困難になってしまいます。
その他にもゴミ屋敷の近くに店舗を構えていた場合、そのお店はお客さんが入りづらく経営も困難になります。
このようにゴミ屋敷から悪臭が出ている場合、近隣住民へ悪影響を及ぼしてしまいます。
ゴミ屋敷問題が解決されないのであれば、中には引っ越しをする方も出てくるでしょう。
b.害虫が自宅に入ってくる
ゴミ屋敷化してしまった家は、ゴミが捨てられず放置されている状態が多いです。
そのため、食べカスや捨てられた食べ物、賞味期限切れで腐ってしまった食品などにより、ハエやゴキブリなどの害虫が発生しやすいです。
害虫が発生することで、当然ゴミ屋敷の住人にも生活の支障が出ます。
しかし、ゴミ屋敷の住人だけで収まらず、近隣住民の生活に支障が出てしまうこともあります。
発生した害虫は近隣住民の自宅に入ってきてしまいます。
害虫が発生してしまった家で通常通り生活をするのは、なかなか大変です。
特に小さいお子さんがいるのであれば、なおさらでしょう。
c.火災の危険性も
ゴミ屋敷は火災のリスクが非常に高く、震災なども命の危険になりかねません。
特に恐ろしいのはゴミ屋敷化してしまった家に火災があった場合、近隣の家に燃え移る危険性が非常に高いことです。
前述でもお伝えしましたが、ゴミ屋敷化した家は生ゴミ、不用品などのゴミが多く一気に燃え広がる可能性があります。
ゴミや物で敷き詰められた部屋で、ネズミがコードを齧って発火した場合に火災が発生してしまった事例もあります。
このようにゴミ屋敷化した家により、近隣住民の命の危険性も出てきます。
近所にゴミ屋敷がある場合は、早めに対処を行いましょう。
2. なぜゴミ屋敷になる?
ここまでゴミ屋敷によってどんな支障をきたすのかご紹介しました。
ゴミ屋敷は周囲に悪影響を及ぼします。
しかし、ゴミ屋敷の住人も被害者の一人です。
ゴミ屋敷化してしまった原因はいくつかあります。
- 仕事が忙しい
- 病気によって身のまわりが出来ない
- ストレス、精神疾患
- ADHD、片付けるのが苦手
このような原因でゴミ屋敷になってしまうこともあります。
自分でも片付けたいのに片付けられない。
ゴミ屋敷を見られたくない、ゴミ屋敷が恥ずかしいと思い、ひた隠しにする方も中にはいます。
ゴミ屋敷が恥ずかしいとおもう理由については「ゴミ屋敷を業者に依頼するのは恥ずかしい…解決策と依頼するべき理由」で解説をしています。
3. 近所にゴミ屋敷がある場合の対処法
近所にゴミ屋敷があった場合、どのような対処をするべきでしょうか?
「解決したいと思ってもトラブルになってしまうんじゃないか?」
と思うと難しく感じますよね。
ここでは近所にゴミ屋敷があった場合の3つの対処法についてご紹介していきます。
もし悩まれている方が居ましたら是非参考にしてください。
a.住民と話し合う
ゴミ屋敷の住民が話をすることが可能な場合、住民と話し合いをしましょう。
しかし、元々顔見知りの場合、住民が比較的落ち着きがあるのであればの話です。
まずは、ゴミ屋敷による悪臭や害虫、また火災のリスクについて説明し、納得をしてもらいましょう。
ゴミ屋敷の状態によっては自分で片付けることが不可能な場合があります。
ゴミが腰の高さまである、または水回りが一切使えない状態ですと、自分で片付けることは不可能に近いです。
自分で片付けることが可能かどうか聞き、無理そうであれば不用品回収業者かハウスクリーニングなどの業者に依頼することを提案してみるのも良いでしょう。
ここで注意しなければならないのは、住人の許可なく片付けはしてはいけません。
前述の通り、ゴミ屋敷を恥ずかしいと思う方もいますので、無理やり片付けるということはやめましょう。
また、話し合いの時点で相手にきつく注意もしてはいけません。
せっかく話し合いが出来た場なのに、口論に発展してしまっては元も子もありません。
b.自治体に通報する
住人と話が出来る状態ではない場合は、自治体に通報、相談するのも手です。
通報により、自治体はゴミ屋敷の住人に対し、指導、勧告、公表、公命といった措置が取られます。
しかし、この自治体からの要請に応じなかった場合、行政代執行という手段が取られます。
行政代執行とは、自治体からの要請を無視した場合に取られる最終手段になります。
行政代執行によって、ゴミ屋敷の家は強制的にゴミを片付けられます。
通常はゴミ屋敷の住人が所有権を提示することで、強制的に片付けを行うことが出来ません。
代執行であれば本人の意思、同意に関係なく行うことが出来るもののため、行政機関の強力な手段です。
代執行によって、片付けを行った場合の清掃費用、ゴミの処分費、人件費などは全てゴミ屋敷の住人に請求をされます。
c.賃貸の場合はオーナーへ相談
アパートやマンションでゴミ屋敷があった場合は、オーナー、大家さん、管理会社に相談するのも良いでしょう。
オーナーとゴミ屋敷の住人と話し合いを行い、説得をしてくれるでしょう。
オーナーにとっては、自分が所有しているアパート、マンションがゴミ屋敷によって住人が去ってしまうのは避けたいところです。
しかし、オーナーと住人で話し合いが上手くいかなかった場合は強制退去になる可能性も高いです。
契約時の内容によっては、契約違反をしたとみなされ立ち退きをさせられるかもしれません。
4. 近所がゴミ屋敷の場合はどこに相談すべき?
近所のゴミ屋敷を対処したいと思っても、やはりゴミ屋敷の住人に直接言えない。
またはトラブルになってしまう場合は、本人と直接やり取りをするのは難しいでしょう。
その場合は、対処方法bで解説をした自治体などの行政に相談、申請をすることが良いです。
各自治体には地域のトラブル、苦情などの相談窓口があります。
また、自治体によってゴミ屋敷の条例などがあるところもあります。
ゴミ屋敷条例の内容は自治体によって、少し内容が違うところもありますが、基本的には以下のような流れで行われます。
①住民から通報、苦情
②調査
③住民へ改善指導
④勧告
⑤命令
⑥代執行(強制処分)
一度ゴミ屋敷条例を確認してから電話をすると良いでしょう。
電話をする際に、まずは現場の状況、どうしてほしいかの希望を伝えます。
そこからゴミ屋敷の自宅の写真、近隣住民の署名をまとめて報告書を提出します。
自治体に通報、相談をする際は近隣住民の方に予め伝えておくとスムーズです。
しかし、早急に解決をしてくれるかどうかは自治体によって様々です。
積極的なところもあれば、非積極的なところもあります。
5. ゴミ屋敷の片付けはサントラスト
「住民と話しが上手くまとまった」
「大家さんからの声掛けで納得してもらえた」
行政へ通報や相談をせずに解決出来たら、ゴミ屋敷の片付けを行いましょう。
しかし、1人で片付けることができないからといって、近隣住民がゴミ屋敷の片付けを手伝うわけではありません。
せっかく説得ができたのに、ゴミ屋敷の片付けが出来ないという理由で水の泡にしたくないですよね。
そんな時は業者へ依頼をしましょう。
株式会社サントラストは、不用品回収、ゴミ屋敷清掃、遺品整理を行っています。
当社は業界最安値に挑戦しており、ご依頼主様の希望に沿った片付けをしています。
サントラストへ依頼した場合について、前回の記事「サントラストへ清掃・片付けを依頼した場合は?特徴と事例をご紹介!」で詳しく紹介をしています。
また、ご相談頂いた際に無料でお見積りを出させていただいております。
まずは、お気軽にお問い合わせください。
6. まとめ
近隣がゴミ屋敷化してしまった場合、対応に困ってしまう方も少なくありません。
また、ゴミ屋敷の住人と喧嘩になってしまい、トラブルに発展してしまったケースは珍しくありません。
近所がゴミ屋敷になってしまった場合のポイントは以下3つです。
・ゴミ屋敷の住人と話し合う際は、きつく注意をしない
・話し合いが不可能な場合は自治体へ相談する
・賃貸の場合は大家さんに相談をする
近所がゴミ屋敷になってしまった際は、早急に対処をしましょう。