デリバリーや通販など、急速なネットの普及により年々便利な生活を送れるようになりました。
しかし、この便利な生活によってゴミ屋敷化している家は増加しています。
特に、巣ごもり生活や通販などにより、ゴミ屋敷化してしまった一人暮らしの若い女性が急増中です。
ゴミ屋敷と聞くと「片付けることが出来ない!」「もう諦めよう…」と思ってしまいます。
ゴミ屋敷を放置することで、危険レベルがどんどん上がっていきます。
今回はゴミ屋敷を自力で片付ける方法、業者へ依頼するべきレベルについてご紹介します。
目次
1. ゴミ屋敷って自力で片付けられるの?
そもそもゴミ屋敷って自力で片付けられるの?と思った方は少なくないでしょう。
結論からいうと、自力で片付けられます。
シンプルに考えてみると、ゴミ屋敷といっても大量のゴミを捨てる作業なので、その人の根気次第で片付けることが出来ます。
しかし、大量のゴミを目の前にしてしまうと片付ける気が失せてしまう方がほとんどです。
また、その環境で暮らすことに慣れてしまうと、なかなかゴミ屋敷から抜け出すことができません。
ゴミ屋敷は根気があれば片付けが出来るとお伝えしましたが、ゴミ屋敷のレベルによっては自力で片付けることが出来ません。
片付け専門のプロでなければ対応できない場合もあります。
ゴミ屋敷のレベルについては次で解説をしていきます。
2. 片付け不可!業者に依頼するべきレベル
片付けが不可能な状態のゴミ屋敷の見分け方が分からなければ、どうすればいいのか分からなくなりますよね。
特に業者に依頼するべきレベルの見分け方のポイントを紹介しますので、是非参考にしてください。
a.ゴミの量が腰以上の高さ
ゴミ屋敷といっても、床が少し埋もれてしまっている程度なら自身で片付けることが出来ます。
しかし、腰以上の高さまでゴミや物に溢れてしまうと片付けが困難です。
腰以上の高さまで量がある場合、身動きが上手く取れません。
身動きが上手く取れないので、物が落下してしまった時、または自身が埋もれてしまった時は非常に危険です。
最悪の場合は、大けがや命の危険に繋がりかねません。
また、中には害虫などが発生している場合もあります。
専門の防護服などがあれば問題ありませんが、素人が無装備のまま片付けを行ってしまうと健康被害になりかねません。
b.水回りが使用できない
キッチン、洗面所、お風呂、トイレなどが使用できない状態です。
特に、お風呂とトイレは生活をする上でなくてはならないものです。
そこがゴミや物などに敷き詰められてしまう、または汚れがひどく使用することが出来ない状況は良くありません。
中にはトイレを使用することが出来ないから、ペットボトルを使って用を足すケースもあります。
水回りは自身でゴミなどを片付けることが出来ても、原状回復まで行うことは出来ません。
水回りが使用できないのであれば、業者を依頼しましょう。
c.3DK以上の範囲がゴミ
部屋の広さ、ゴミの範囲が3DK以上だった場合は、自力で片付けることはほぼ出来ないといっても良いでしょう。
自力で片付けることは出来るかもしれませんが、かなり時間がかかります。
時間をかけてしまうことで、体力、精神面共に疲れが出てしまい、片付けることを断念してしまうことになりかねません。
また、3DK以上の広さの場合はある程度の作業人数が必要になります。
しかし、ゴミや不用品の量によっても負担の大きさが変わるので、部屋の広さだけで決めてはいけません。
部屋の広さ、ゴミの量なども考えて片付けをしましょう。
部屋によって必要な作業人数は以下になります。
部屋の大きさ | 作業人数 | 作業時間 |
---|---|---|
1R/1K | 1~2名 | 1~3時間 |
1DK | 2~3名 | 2~4時間 |
1LDK | 2~4名 | 2~6時間 |
2DK | 2~5名 | 2~6時間 |
2LDK | 3~6名 | 3~8時間 |
3DK | 3~7名 | 4~10時間 |
3LDK | 4~8名 | 5~12時間 |
3. 片付けの前に準備を!
自力で片付ける前に準備をしておく必要があります。
ゴミ屋敷の中で無装備で片付けを行ってしまうと、服をだめにしてしまったり、埃や害虫などによってアレルギーを起こしれしまうかもしれません。
また、片付けのスケジュールを決める、必要な装備を集めておく、確認すべきものをチェックするなど事前準備が必要です。
準備が手薄の状態で始めてしまうと、作業がグダグダになってしまうのでここはしっかりとしておきましょう。
a.揃えておくもの
片付けをする上で装備はしっかりとしなくてはなりません。
揃えておくものは以下になります。
①マスク、軍手、エプロンなど
②大量のゴミ袋
③梱包資材
④掃除用具
⑤ゴミや不用品を積む軽トラックなどの車両
特に①~④までは必ず揃えておきましょう。
ないと気づいて買いに行く時間がもったいないです。
ゴミ屋敷の片付けは時間がかかるものです。
少しでも早く終わらせたいならば、事前に準備をしておきましょう!!
⑤のゴミや不用品を積む車両は、粗大ゴミやその他の不用品を指定の場所まで持っていくために必要です。
しかし、この車両を準備するのは難しいですよね。
ない場合は、不用品回収業者に依頼し不用品の回収だけしてもらうのも良いかもしれません。
b.ゴミの捨て方を確認!
一般の家庭ゴミであれば、分別して指定場所まで持ち込むだけ大丈夫です。
しかし、ゴミ出しに厳しい地域の自治体、マンションなどの場合は予め確認しておくとご近所トラブルになりにくいです。
知っていると思っても一度確認をしてみましょう。
粗大ゴミや家電製品などは、自治体の規則や家電リサイクル法に従って、正しい処分をしなければなりません。
面倒だからといって不法投棄などをしてしまうのは絶対にNGです。
家電製品の処分方法については過去の記事をご覧ください。
→「ちょっと待って!その処分方法はあってる?家電の正しい処分方法について」
4. 自力で行う場合の片付けの仕方
ここまでゴミ屋敷の片付けに必要な知識を知れたかと思います。
では、本題の自力で行う片付け方について解説をしていきます。
それぞれ作業の順に説明をしていきますので、自力で片付けを考えている方はご参考ください。
a.害虫駆除
まずは害虫駆除から行います。
片付けに集中するため、片付けを開始をする前に殺虫剤をまきましょう。
ゴミの仕分けをする上でゴミを動かすことがほとんどです。
ゴミを動かすたびに、ハエやゴキブリなどが動いてしまっては片付けづらく集中も出来ません。
また、害虫駆除もしてから片付けを行う方が効率も良く、まとめて片付けを行うことができます。
しかし、害虫駆除をする際に一般のサイズや量だけでは効果は得られません。
ゴミや物で溢れてしまっているため、通常よりも多めに使用をするようにしましょう。
もしペットがいる場合は、ペットだけ知人の家に預ける、ペットホテルなどを利用して退避させてください。
b.足元から片付ける
害虫駆除が終わりましたら、いよいよゴミの仕分け、片付けの作業です。
一気に色々なところに手を付けてしまうと、なかなか作業も進みません。
まずは、身近な足元から片付けましょう。
ペットボトルやプラスチックの容器、段ボールなどの手持ちサイズのゴミから片付けを行います。
特にペットボトルやプラスチック容器は溜まりやすく、自炊をしない限り増えていきます。
気づけばこのようなゴミで部屋が溢れてしまうというケースは珍しくありません。
最初はゴミや物によって身動きが上手く取れませんので、このような小さなゴミから片付けていくのをおすすめします。
ある程度足元が片付けられましたら、部屋の部分別に片付けを行っていきましょう。
c.仕分け作業
部屋のある程度のゴミを片付け終わったら、仕分け作業を行います。
ゴミに埋もれてしまった家具や家電、または雑貨などが出てくると思います。
中には、もう使用できなくなってしまった物もありますので「必要なもの」「不要なもの」と仕分けをしていく必要があります。
また、ゴミに埋もれてしまい汚くなってしまった、ゴミのにおいが沁みついてしまった物を再度使いたいと思わないでしょう。
今後も使用するかどうかをしっかりと仕分けをしてください。
ゴミ屋敷化してしまう原因はいくつもあり、精神疾患や忙しいなど様々理由があります。
中には溜め込み症と呼ばれる病気から、片付けられない方もいます。
溜め込み症についてどんな病気なのか、対策などを詳しく知りたい方は前回の記事で解説をしていますので、是非参考にしてみてください。
→「物を捨てられないのは実は溜めこみ症が原因?症状と対策について」
d.部屋の掃除
ゴミの片付け、処分が完了したら残るは部屋の掃除です。
ペットボトルや缶、プラスチックのお弁当箱、害虫により床がかなり汚れている可能性があります。
事前に用意をしていた掃除用具で床や壁、水回りなどしっかり綺麗にしましょう。
最初に掃除機やほうきなどで床の拭き掃除をし、そのあとに雑巾やモップ掛けをして清潔な床にしましょう。
ゴミの液体などが床に沁みついてしまっていると、害虫の再発生にもなりかねません。
強力な洗剤などで床や壁など、ゴミによって汚れてしまったところは綺麗にしてください。
5. 片付けのご相談はサントラストへ
ここまで、自力での片付けは大変な作業ということが分かったかと思います。
一人暮らしの1R、1Kだけでも大変です。
多くの方はゴミ屋敷化してしまった家を見て、自力で片付けることが出来ないと感じます。
または、業者へ依頼するのは恥ずかしい、近所に見られたくないから片付けが出来ないと感じ、片付けを行わない方もいるんです。
「どうすればいいのか分からない」
「どこに相談すればいいの?」
少しでも不安に思いましたら、サントラストへご相談ください!
当社は不動産会社でありながら、不用品の回収、ゴミ屋敷の整理も行っており、お客様から丁寧なサービスと高評価を頂いております。
お客様一人ひとりに寄り添ったご提案をさせていただきます。
まずはお気軽な相談からお待ちしております。
6. まとめ
ゴミ屋敷を自力で片付けるとなると体力、精神面の両方の負担が大きく疲れてしまいます。
ゴミ屋敷の片付けは、非常に過酷な作業です。
また、ゴミの量や状態のレベルによって、自力で片付けることは不可能に近いです。
今回の記事の要点は以下3つです。
- ゴミ屋敷は自力で片付けられるがかなりの根気が必要。
- 自力で片付けられないレベルもある。
- 出来ないと感じたら無理せず業者へ依頼する。
ゴミ屋敷を片付けるのならば、状況にあった片付けが必要です。
無理をせずにサントラストへご相談ください。
株式会社サントラストは産業廃棄物の処理、不用品回収・買取、その後の不動産売却、解体作業など、お悩み解決をお手伝いさせていただいております。
不動産の不用品回収やゴミ片付けにとどまらず、その後の不動産の出口戦略までお手伝いができる産業廃棄物会社です。