遺品整理の際に故人が残した宝石や骨董品、美術品などが出てくることがあります。
これらのものが出てきた際に「捨てるのがもったいないなあ」と思った方は少なくないでしょう。
また、片付けをしている際に価値に気づけず、そのまま処分に出してしまってなんてこともあるかと思います。
一見、ただの食器や腕時計に見えて、実は価値のある物の可能性があります。
今回は買取ができる遺品、買取方法や注意点を解説していきます。
遺品整理をこれから行う方、遺品整理を行っている方も参考にしてみてください。
目次
1. 買取ができる遺品
買取が出来る遺品は比較的に、購入時から価値のあるものが買取の見込みがあります。
また高く買い取り出来そうなものも同様です。
買取してもらうのなら、なるべく高く買い取ってほしいと思いますよね。
遺品整理は費用面、体力・精神面の負担が大きいです。
また、その前の手続きや葬儀などで費用もかかるため、買取で少しでも収益を出したいと思うのが本音です。
では買取が出来る遺品について詳しくご説明していきます。
a.高く売れる遺品
高く買取をしてもらえる見込みのある遺品は以下の品になります。
- 骨董品、陶器(高価な食器も)
- 美術品
- 宝石
- ブランド品(服・時計)
- 楽器
- 家具
- 電化製品
- フィギュア
骨董品や美術品は、掛け軸や絵画などで有名な画家が描いたものなどは高額で買取をしてもらえます。
また、骨董品も美術品と同様に有名デザイナーや職人が作ったものは期待しても良いでしょう。
その他にも宝石やブランド品も比較的に高く買取をしてもらえます。
特にブランドは、ハイブランドの品が良いでしょう。
この中で、楽器やフィギュアなどが入っていて売れるのかと思った方も中にはいらっしゃるかもしれませんが、マニアの間では手に入れたいと思っている人もいます。
フィギュアに関しては、戦隊シリーズの初代などが高く売れます。
特に現代ではもう手に入らない物が、かなりマニアの中では価値があがっているため、ブランド品と同様に数十万~数百万の値で買い取られることもあります。
フィギュアだけでなく、プレミアムがついたおもちゃ、世界的に人気で愛好家が多いカードゲームなども同じです。
昔のおもちゃやカードなどはゴミと判断せず、一度買取をしてもらうのを検討してみてはいかがでしょうか?
b.買取が出来ない場合も
どんなものでも、状態が悪ければ買取が出来ない場合もあります。
高価なものであれば、買取はしてもらえるかもしれませんが、想像していた金額よりも圧倒的に低くなります。
状態が良ければ2万~5万円ほどのものでも、悪い状態ですと2000円や3000円などの値になってしまいます。
また、保証書や包装があるかないかで値段も変わります。
買取をしてもらいたい場合は、保証書が保管されているか、箱に入っているか、状態は悪くないかを確認しましょう。
しかし、ただ汚れてしまった場合は、きれいにすることで値があがる可能性もあります。
ちょっと汚いなという程度でしたら綺麗にしてから買取をしてもらいましょう。
c.残すもの以外は処分になる
遺品整理において、故人が残してほしいもの、買取をするもの以外は基本的に処分になります。
買取が出来なかった場合は、遺族で残すか残さないか決めるか、処分するかの2択になります。
処分するのにも費用はかかります。
また、全て買取をしてもらえるとは限りませんので、あまり期待は持たず処分する気持ちでいきましょう。
事前に気持ちを持っておくと、ショックを和らげられます。
2. 遺品の買取方法
ここまで買取の見込みがある品についてご紹介しました。
遺品の買取方法は主に3つあります。
それぞれのメリット、デメリットもご紹介しますので是非参考にしてください。
a.フリマアプリ
近年メジャーになってきました、ネット上で買い手を探す方法です。
メルカリ、ヤフオク、ラクマ、ペイペイフリマなどのアプリやネットオークションによって売却します。
b.買取専門店
買取専門店は自身が直にお店に持ち込み、査定をしてもらい買取してもらいます。
鑑定スタッフが在籍しており、査定をしてもらい、その後買取の流れになります。
c.遺品整理業者
遺品整理業者も遺品の買取に対応しているところもあります。
また、遺品整理自体も依頼することが出来るので、一括で行います。
遺品整理業者は買取をするのに「古物商許可証」の許可が必要です。
3. 遺品の買取の注意点
遺品の買取の前にまずは確認しなければならない点があります。
必ず確認をしなければ後々トラブルになりかねません。
捨てるのがもったいないからといって、勝手に買取をしてもらっては遺族間のトラブルにもなりかねません。
また、遺品整理は相続税の申告までにしなければなりません。
資産の金額に差が出てしまうと、法的にも問題があります。
必ず買取をする際は、相続人に確認をとり話し合ってから買取に進みましょう。
中には買取をせずに遺品として残したいという意見もあるかもしれません。
お金に関わるものはトラブルの原因となります。
故人のためにも自分たちのためにも、最善の行いをしましょう。
4. 遺品整理も買取の手間もなくしたい!
遺品整理も遺品の買取の手間も省きたい方は、遺品整理を扱う業者へ依頼するのがおすすめです。
遺品整理も買取まですべて行うとなると中々大変です。
無理をせず、業者へ依頼をしましょう。
しかし、遺品整理が何が大変なのかあまりピンと来られない方もいるかと思います。
遺品整理がなぜ大変なのか、また注意点についてもご説明します。
a.遺品整理が大変な訳
遺品整理が大変といわれる理由は、時間、体力、精神の3つの負担がかかります。
その前に故人の死亡手続きや葬儀、相続の話し合いなど、一気にやらなければならないものがやってきます。
中にはアパートの退去や手続きの期日などで偲ぶ時間も取ることが出来ない方もいます。
そこに遺品整理などが重なることで、時間の確保が難しくなります。
遺言書やエンディングノートなどがしっかりと残されていれば、作業はスムーズに進みます。
しかし、遺言書はあっても故人の遺品の処分などは指示されていなければ、遺族が一つ一つ確認する作業をしていき、処分するもの、残すもの、売却するもので仕分けをします。
その作業は体力、精神面でかなりの負担を伴います。
b.業者選びには注意
遺品整理業者に依頼する場合は、必ず見積もりをとり業者を見極めなければなりません。
先ほどでもご説明しましたが、中には悪徳業者もいます。
遺品整理業者に依頼をして買取も含め依頼をしていたが、希望の品以外のものを盗まれた、高額な費用を要求されてなどのトラブルが発生します。
業者を見極めるためには、複数社見積もりをし明細がしっかりと記載されているか確認をしましょう。
悪徳業者はどんぶり勘定で請求をしてきます。
また、現地見積もりをせずに電話やメールだけで済ませます。
複数社見積もりを取ることで、明細の記載の仕方、対応の丁寧さ、現地見積りをしてくれるか、作業内容は具体的かなどがわかります。
全ての業者が悪徳業者ではありませんが、必ず見極めを行ってください。
5. まとめ
遺品の買取で「買取ができる遺品は何か」「ブランドものや高価なものだけではないの?」と思われていた方もいるかと思います。
これは売れないと思ったものでも、実はマニアたちにとって喉から手が出るほどほしいものだったりします。
すぐにこれは売れないから処分ではなく、一度買取を検討してみるもよいでしょう。
もし、自身で遺品整理は難しい、また買取もしてほしいけど一括で済ませたいと思いましたら、是非サントラストへご相談ください。
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