最近、女性のゴミ屋敷化のまんがやバラエティ番組で見る機会が増えてきたと思います。
ゴミ屋敷=だらしがない人というイメージが持たれやすい中で、最近は20代~30代ほどの若い女性がゴミ屋敷化してしまうケースが増えてきています。
ゴミ屋敷化してしまう原因はいくつもありますが、なぜ若い女性のゴミ屋敷化が増えてきているのでしょうか?
ゴミ屋敷になってしまう人は必ずしも”だらしがなく不潔な人”ではありません。
今回はなぜゴミ屋敷化してしまう女性が増えているのか、ゴミ屋敷になってしまった場合の対処についてもご紹介します。
目次
1. ゴミ屋敷化してしまうのは女性が多い?
ゴミ屋敷化と女性とではなかなかイメージが付かない方も中にはいらっしゃるかと思います。
ゴミ屋敷といえば、男性や年配の方のイメージが強いと思います。
ニュースや新聞などでよく取り上げられるのは、「ゴミ屋敷化してしまった年配の方が孤独死した」「多頭買いをしてゴミ屋敷になってしまった人」などが挙げられます。
ですが、最近ではマンガやバラエティ番組などで女性のゴミ屋敷、汚部屋について紹介されているのをよく見かけるのではないでしょうか?
ゴミ屋敷に住んでいる人のイメージは、汚れた服やゴミのにおいが移ってしまった服を着ているイメ―ジをお持ちだと思います。
しかし、ごく普通に歩いている方、通勤・通学をされている方のように整った身なりをしている方がほとんどです。
家に帰ると玄関から部屋に入るまでが一苦労、足の踏み場を探しながら部屋に入ります。
このようにゴミ屋敷に住んでいます人は男性や一人暮らしのお年寄りの方だけではありません。
ゴミ屋敷に住んでいるのが女性だったなどというケースは珍しくないのです。
2. ゴミ屋敷化してしまう原因
冒頭でもご説明しましたが、最近は20代~30代の女性がゴミ屋敷化しています。
問題がない年代に思われがちですが、仕事などで忙しい方やストレス、買い物などによってゴミ屋敷化してしまいます。
一般の方からしたら、どうしてゴミ屋敷になるのか、ゴミ屋敷化してしまった人の心理は分かりません。
そこからゴミ屋敷=だらしがない人というイメージが沁みついてしまいがちですが、ゴミ屋敷になってしまう原因は私たちの生活にいくつもあります。
ではゴミ屋敷化してしまう原因について詳しく説明します。
a.仕事が忙しい
- 物をつい買ってしまって、同じものが複数ある
- 買ったけど使っていない物がいくつもある
- 買ったものの収納スペースがない
仕事が忙しい方の大体はこれらが理由ではないでしょうか?
特に、夜勤などがある看護師の方や、残業の多い会社で働く会社員などのいわゆるバリキャリと呼ばれる女性がゴミ屋敷化してしまうことが多いです。
仕事で忙しければ食事も簡単に済ませられるものを選びがちです。
最近では、フードデリバリーが普及したことにより、簡単に食事をすることができるため、自分で作らなくなります。
仕事で疲れてしまうと食事を作る気にもならないため、必然的にこのような状況が出来上がります。
また、外で購入した食事、デリバリーした食事の容器がゴミになります。
仕事で忙しい方の特徴は、時間がないためゴミ捨てを後回しにしがちです。
後回しになることで、それらのような容器やペットボトル、生ごみが溜まっていく一方になります。
この「後で」によってゴミ屋敷は作られていくのです。
b.買い物
女性は男性よりも必需品が多く、必然と物が多くなります。
しかし、そこからさらに購入することによって場合によってはゴミ屋敷になる可能性があります。
購入したものの使わない、使用しないからといって捨てないと物がどんどん部屋に増えていき、やがて収納スペースがなくなります。
必要なものだけを購入するのであれば問題ありませんが、買い物が目的となってしまうと、物が増えていく一方です。
また、先ほどのフードデリバリーと同様に、巣ごもり生活からネット通販が急速に普及しました。
出かけなくても欲しいものをネットで購入することができるため、ついつい購入しがちです。
通販は通常段ボールなどで来るため、その段ボールの処理もしなければ部屋に山積みとなってしまいます。
買い物は幸福感をあげることが出来ますが、気を付けなければゴミ屋敷化してしまいます。
中には、買い物によってストレス発散、買うことが目的になってしまっている買い物依存症などの精神疾患もありますので、もし買うことを辞められない、買っても使用しないことが多々ある場合は一度病院へ受診しましょう。
c.ストレス
ゴミ屋敷とストレスは関係が深く、ストレスによってゴミ屋敷化してしまうケースは少なくありません。
会社や人間関係などからストレスが溜まり、帰宅してからも自分の身のまわりを整えることが出来なくなってしまうこともあります。
ストレスが段々ひどくなってしまうと、精神疾患発展してしまいます。
精神疾患は自身が病気であることを気づくことが難しいと言われます。
難しいからこそ発見、自覚が遅くなり気づけばゴミ屋敷へと変わります。
精神疾患にはいくつも種類があり、うつ病や買い物依存症、セルフネグレクトなど様々な病気があります。
精神疾患にについては前回の記事で詳しく説明しているので、気になる方はご参考ください。
→「ゴミ屋敷にさせるのはこころの病気。片付けるだけでなく対策を」
3. ゴミ屋敷になる女性の特徴
ゴミ屋敷になってしまう理由について詳しく説明しました。
ゴミ屋敷になる理由は人それぞれですが、男性、女性によって理由は異なります。
ゴミ屋敷化してしまうのは比較的に女性が多い傾向にありますが、だからといってゴミ屋敷=女性というわけではありません!
時と場合によってゴミ屋敷を生み出してしまいます。
ではゴミ屋敷になりやすい人はどんな特徴があるのでしょうか?
ゴミ屋敷になる条件、ゴミ屋敷になりやすい女性とはどんな人なのかご説明していきます。
a.キャリアのある女性
先ほども少し説明しましたが、仕事が忙しいのが原因でゴミ屋敷化してしまうこともあります。
そのような原因を作るやすい、または必然的にそのような状況になってしまう方はバリキャリと呼ばれるキャリアのある女性が多い傾向にあります。
特に仕事によって不規則な生活リズムになってしまう看護師の方、残業が多く家の帰りが遅くなってしまう会社員の方などがゴミ屋敷化してしまうのは珍しくありません。
仕事で疲れ果ててしまい、休みの日もは何もする気が起きないため、ついつい後回しにしがちです。
しかし、出勤時は身ぎれいな恰好をするため、周りに気づかれることはほとんどありません。
そのためいざゴミ屋敷を掃除するとなると近所へバレないか、ゴミを大量にだしているのを見られたくない、ゴミ屋敷をバレるのが恥ずかしいということからなかなか片付けに踏み込めなくなります。
そこからゴミ屋敷を片付けることも後回しにしてしまうので結局片付けられない状態になります。
b.片付けるのが苦手
女性だからといって全員が片付けや掃除が得意というわけではありません。
女性でも整理整頓、掃除が苦手な人は多くいらっしゃいます。
片付けが苦手な方は、部屋の掃除やゴミ捨てなどが面倒くさいと感じ、片付けなければならないという気持ちよりも面倒だからという気持ちが勝ってしまいます。
そうして掃除やゴミ捨てを後回しにしてしまうことで、散らかっている状態の部屋でも何も違和感を感じなくなってしまい、当たり前に思ってしまいます。
その状況を放置したままにしてしまうと、気づけばゴミ屋敷化してしまい自分でどうにかできる範囲を超えてしまうかもしれません。
いくら面倒だと思っても、必要最低限のゴミ出しや片付けはしなくてはなりません。
c.物を捨てられない
物を捨てられない方は女性だけでなく、男性もいらっしゃいます。
物を捨てられない方は、どれだけ古く、誰が見ても使用が難しいものに対して「まだ使えるかもしれない」、「捨てるのが勿体ない」と考えてしまいます。
このような物を捨てられない方は、溜め込み症の可能性が高いです。
溜め込み症の方は、捨てないだけでなく物を集めてしまう傾向があります。
一般の方からみたらゴミや不用品のものでも集めてしまうのが溜め込み症の症状です。
自身を守らなきゃという心理からゴミを集めて身を守ろうとします。
もし自身が物を捨てる際にひどく悲しくなったり、ひどく抵抗感があると感じましたら一度病院を受診することをオススメします。
溜め込み症について前回の記事で詳しく説明しているので、気になる方、どうしたら良いのか知りたい方はご参考ください。
→「物を捨てられないのは実は溜めこみ症?症状と対策について」
4. ゴミ屋敷になってしまったら
ゴミ屋敷になってしまう女性は少なくありません。
特に巣ごもり期間によって、外出ができないことによって通販やデリバリーが普及したことによって更に急増しています。
冒頭でも説明しましたが、20代~30代の女性がこのような状況下になってしまい、誰にも相談できずゴミ屋敷化した部屋で住んでいる方もいらっしゃることでしょう。
また、若い女性がゴミ屋敷に住んでいるというのが恥ずかしいと思い、近隣や友人、恋人にバレたくないという心理に働きます。
恥ずかしいという気持ちからゴミ屋敷を片付けることができず、ずるずる引きずってしまいます。
ゴミ屋敷になってしまいましたらすぐに対処をしなければなりません。
ではゴミ屋敷になってしまった場合の解決策をご説明します。
a.業者へ依頼する
ゴミ屋敷になってしまうと自身で片付けることは非常に難しく、至難の技です。
汚部屋など自身で片付けることが出来る範囲ならば問題はありませんが、床が見えない、天井の距離が近い、物が高く敷き積まれていた場合は非常に時間がかかります。
また、溜まった生ごみによって臭いや害虫が発生してしまっていたら健康被害になりかねません。
もし自身で片付けるのが難しいと感じたら無理をせず業者へ依頼しましょう。
業者へ依頼することによって、片付ける時間を短縮することができ、近隣にもバレないように対応をしてもらうことも出来ます。
ゴミ屋敷から脱却するために早く片付けを行いましょう。
b.業者の選び方
業者を選ぶ際に、やはり費用は気になります。
あまりにも高額の場合は依頼したくなくなりますよね。
業者によって費用やサービスは異なります。
また追加オプションも違うため、料金形態をよく確認する必要があります。
業者選びのコツは、やはり複数社見積もりを出すことです。
色々な業者の見積もりを出すことによって、自分にあった業者を見つけることができます。
もし費用を抑えたい場合は、自分で出来る範囲で掃除やゴミ出しをすることで少しでも費用を抑えることができるので、業者と打ち合わせする際に希望を言いましょう。
また、中には悪徳業者もいるため避けるための予防対策にもなりますので、業者を選ぶなら必ず複数社に見積もりをしてください。
5. まとめ
ゴミ屋敷になりやすいのは女性が多く、ゴミ屋敷になってしまって相談することができない方は少なくありません。
女性だからきれい好き、片付けや掃除が得意というわけではないのです。
片付けが苦手で中には、掃除すること自体がストレスになってしまう方もいます。
ゴミ屋敷になってしまうのは不真面目な人ではなく、まじめでしっかりとした方が多いです。
ゴミ屋敷になってしまうと「普通の生活」ではなくなります。
健康被害になる可能性もありますし、最悪は災害によって命の危険になりかねません。
「恥ずかしいから」「バレたくないから」「今は時間がないから」という理由で後回しにしてしまうと更に状況は悪化します。
早急に対処しましょう。
もし、自分で片付けられない、誰にも相談することが出来ないとおもいましたら、是非サントラストへご相談ください。
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