2021/10/07

片付けられない。遺品整理を業者へ依頼したいけど不安。依頼するメリットと注意点 。

「遺品整理を業者に頼みたいけど、やっぱり不安」
そうお悩みの方もいるでしょう。
遺品整理は自身で行うこともできますが、かなり負担がかかります。
また、品の量によっては自力で片付けることが難しいでしょう。

今回は遺品整理を業者に依頼したメリット依頼する際の注意点をご紹介していきます。
遺品整理を業者に依頼するかお悩みの方は是非ご参考いただければと思います。

1. 遺品整理が大変な理由

遺品整理と聞くと、漠然としていていざ整理をするとなると分からなくなります。
突然親族が亡くなってしまった場合、心の整理を付ける間もなく手続き相続などで大変忙しくなります。
残された遺族たちにとって、精神的にも辛い中、遺品の整理をしなければなりません。

また、こころの整理がつかないからといって先延ばしにしてしまうと、さらに大変な思いもします。
ここでは、具体的に遺品整理が大変な理由をご説明します。
是非、読んでみて参考にしてみてください。

 

a.時間がかかる

遺品整理は故人が使用していたものを片付け、処分などをするためかなり時間が掛かります。
ただ片付ければいいのではなく、処分するもの残すもの、あるいは相続するものなどを仕分けをしなければなりません。

生前整理を元から行っておけば、仕分けがスムーズに買取や処分をすることが出来ます。
生前整理をしていない場合は、残された遺族が1から仕分け、処分、買取などをしなければなりません。
遺言書に細かい記載があれば、その指示通りに片付けをすることが出来ますが、なければ遺族たちの判断で行います。

また、遺品整理をするためには片付けをする作業時間を確保しなければなりません。
遺品整理はいつから始めるのが良いとされているのかというと、一般的に四十九日を過ぎた後、葬儀後、相続前、諸手続き後の親族が集まるタイミングがいいとされます。
そのあとに、遺品整理へと取り掛かるのですが、仕事などでまとまった時間を確保することが出来ないとなると、より難しくなります。

遺品整理の手順や手続きなど詳しく知りたい!という方は「大切な人のために。遺品整理の手順と気を付けるべきポイント」を是非参考にしてみてください。

 

b.こころの整理が着かない

遺品整理をしている内に、故人への思いが膨らみます。
そのため、遺品整理をする遺族は多くの精神的負担を伴います。
さらに突然の亡くなってしまった場合は、こころの準備がつかないまま作業をすることになるためさらに精神的負担になります。

そこから故人を思いすぎて、何を残すのか分からなくなってしまい、進まなくなってしまうこともあります。
逆のパターンでは思い出の品がたくさん出てくる中で、懐かしさからつい進まなくなってしまうこともありますね。

故人をしのぶ上でそのような状況になるのは素敵なことですが、もし賃貸であった場合などは退去日もあるため急いで作業をしなくてはなりません。
思い出に浸る時間も取れないまま、作業をする場合もあります。

また、心の整理がつかないため、捨てられない、進まないことからどうやって仕分け作業をすれば良いのか、残すもの、処分するもの、買取をするものの判別が付きづらくなります。

「まだ残しておきたい」
「捨てたくない、捨てられない」

そういった気持ちが出てきてしまうため、多くの残された遺族の方々はこのような問題に頭を悩まされてしまうのです。

 

c.相続間のトラブルになることも

誰もが不安になる要素ではないでしょうか?
特に、資産家や起業家の方の親族では、このような相続間のトラブルになりやすいです。
または、多額の負債を抱えてしまっている場合もトラブルに発展しやすいです。

資産家のご自宅で、特に物が多かったり、お金になるものつまり売れるものが多くある場合があります。
その際に、その品を巡って相続間のトラブルに発展し、弁護士を通してなどになることもあります。

事前に話し合い、または遺言状にしっかりと明記されていれば良いのですが、なかなか話し合うことができず遺品整理をすることになることは少なくありません。

親族でこのような問題が起きてしまった場合、精神的な負担も伴います。
トラブルを避けるためにも予め話し合いをして、相続についてしっかりと決めておきましょう。

 

 

2. 業者へ依頼するメリット

ここまで、自身たちで遺品整理をする際の大変な理由をご説明しました。
遺品整理をするとなると、やはり多くの時間の確保をしなければなりません。
もしトラブルがあった場合、さらに作業は難航するでしょう。

では、遺品整理を業者へ依頼した場合はどんなメリットを得られるのでしょうか?

「遺品整理を赤の他人にお願いするのは不謹慎では?」

と思われる方も中にいるでしょう。
しかし、遺品整理を業者へ依頼することで様々な問題が解消されます。

ここでは遺品整理を業者へ依頼した場合のメリットをご紹介します!

 

a.短期間で整理が可能

先ほどもご説明しましたが、遺品整理は多くの時間を消費します。
捨てられない、残すものが分からなくなってしまった場合はさらに時間がかかります。

その他にも、故人が住んでいた家が散らかっている、物が多く相続に関する物が見つからない場合は地道な作業になるため、精神的・体力的にも大きな負担がかかります。
業者へ依頼することで、処分、買取、残すものを仕分けし、回収処分まで行ってくれます。

また、賃貸のため早く遺品整理を済ませたい、遺産分割を進めたい方も業者へ依頼することで短期間集中で完了します。

遺族だけで遺品整理した場合のかかる期間としては、物の量や距離によって1週間~1年くらいかかります。
仕事で時間がなく忙しい、人手不足であれば長くて1年、短くて1カ月~3か月見積もっていいでしょう。

業者へ依頼した場合は、早くとも1日、または数日で遺品整理を完了することが出来ます。
もし、短期間で終わらせたい、自分たちで作業するのは大変と思いましたら業者へ依頼することをおすすめします。

 

b.持ち運びが難しいものも対応

やはり遺品整理をするとなると中には大きな品も出てきます。
大きな品として、家具家電製品などが挙げられます。
これらを処分や買取、回収を行うとなると一苦労です。

業者へ依頼した場合は、このような遺品や大きな家具、家電製品を運搬、回収まで行うことが出来るので安心です。
自力で片付けを行う場合は、運び出すために人手が必要になります。

もし遠方で作業をする人数が限られてしまう、忙しくて時間を確保できないなどで限られた人数での運び出しはリスクがあり、ケガをしてしまう危険性があります。
このような大きな品が多い、人手が足りない時は無理をせず業者へ依頼したほうが良いかもしれません。

 

c.負担なく片付けをしてくれる

前述でもご紹介しましたが、遺品の品が大きい、または量があると大変です。

遺品整理は品を仕分けをする作業をしなければなりません。
残すもの、買取するもの、処分するものなど分けたうえで運び出しをします。
時間もかかり、体力的、精神的にも負担がかかります。

これらの遺品整理する際に出てくる、大きな家具や家電製品、遺品の処分や廃棄するのも手続きが必要です。
ここまで考えると、作業をするのにやらなければならないことが多いため気が遠くなってしまいますよね…

遺品整理を業者へ依頼する際に、残してほしいもの、処分するものを事前に伝えておくことで希望に沿った整理をしてもらえます。
残された遺族の方々に負担をかけず、仕分けから処分までしてくれるため気持ちに余裕を持つことができます。

 

 

3. 依頼する際の注意点

ここまで遺品整理を業者へ依頼した場合のメリットをご紹介しました。
依頼することで、負担が減り、気持ちにも余裕が出来ます。
しかし、遺品整理を依頼する際に注意しなければならない点がいくつもあります。

故人のためにも、納得のいく遺品整理をしたいです。
ここでは依頼する前の注意点をご紹介します!

 

a.残すものと処分するものを決めておく!

業者依頼する際に、予め決めておきましょう。
曖昧に決めてしまうと、希望通りの整理が出来なくなります。
依頼された業者は、依頼主の希望に沿って片付け、整理を行います。
買取に出すものや、遺品として残すものは事前に業者へ伝えておきましょう。

 

b.こんな業者には要注意!!

遺品整理を行う業者は年々増えてきています。
悪徳業者もいるため、特に遺品整理を依頼する際はしっかりと見極めが必要です。

中には配慮が全くなく遺品を乱暴に扱うところや、高額な請求をしてくるところもあります。
さらに、遺品やお金になりそうな品を盗難するところもあるんです。

遺品整理をしている中で、このように資産になるものは出てきます。
そのような品を盗む悪徳業者もいます。

これらの悪徳業者を避けるためには、以下の2つのポイントがあります。

①料金体系が明確か
見積りの際に、内訳が記載されています。
その内訳の中で、1つ1つ明確に、細かく記載されているかどうか確認しましょう。
これをなんとなくで過ごしてしまえば、後から高額な費用を請求されます。
②依頼した際の対応が丁寧か
ここは見分けるのが難しいと思われる方も多いと思います。
丁寧かどうかの見分けるポイントして、電話で依頼をした際に電話口で丁寧か、配慮をした対応をしてくれているかどうかを見ましょう。
メールで依頼をした際は、見積りや打ち合わせ時の対応をよく見ましょう。

これらのポイントを踏まえ、依頼を検討している方は慎重に選びましょう。
適当に遺品整理をされてしまうと悲しい結末になります…
故人や残された遺族のためにも納得出来るような遺品整理にしましょう。

 

 

4. 気になる費用は?

遺品整理の依頼を考えたときに、まず浮かぶのは費用です。
実際に遺品整理をするとなるとどれくらいかかるのでしょうか…
あまりにも高額だと依頼しようにも、出来なくなりますよね。

ここでは遺品整理の費用の相場をご紹介します!

 

a.業者へ依頼した場合の相場

基本的に費用はお部屋の間取りや、作業人数、荷物の量、処分する種類などできまります。

部屋数 人数 時間 料金相場
1R/1K 1~2名 2~3時間 5~8万
1DK/2K 2~3名 2~4時間 8~12万
1LDK/2LDK/3K 2~5名 2~6時間 13~16万
2LDK/3DK/4K 3~7名 3~10時間 17~20万
3LDK/4DK 4~8名 5~12時間 21~24万
4LDK 4~10名 6時間~ 25万~

このようにお部屋の間取りによって、作業人数も変わり時間も変わります。
見積り時の家の間取り、何を処分してほしいのか、残したいものは何か、処分の品の量はどれくらいか伝えましょう。

その他にも、オプション料金によって費用がかかります。
オプションやサービスは業者ごとに違うため、依頼する前にどんなサービスがあるのか確認しておきましょう。

 

b.少しでも費用を抑えたい!その場合は?

業者へ依頼することで負担はかなり減りますが、費用がかかるのが現実。
少しでも抑えたい場合は、事前に処分できるものは処分しておく、または運び出しが難しいならば2階から1階におろしておくなどをするだけで費用を抑えることができます。

その他にも買取が出来るものを、自身で売却査定をしてフリマアプリなど買取ができるお店に持ち込んでおくのも良いかもしれません。

 

 

5. 遺品整理をする前に確認すべきこと!

この確認は自力で整理する場合と業者へ依頼する場合も必ず確認をしておきましょう。

故人の遺品を整理できるのは、遺産を相続する人のみです!
遺品整理に参加した場合、遺産相続する人と確定をされます!

業者の場合は、依頼のため相続されることはありませんが、費用を少しでも抑えたいと思い、事前に遺品整理をすることもあります。

また、故人に負債が資産を超えてしまった場合もあります。
負債があると知り、相続を放棄していれば問題ありませんが。
しかし、知らずに遺品整理を始めてしまった場合、その負債も遺族が背負わなけれななりません。

このように法的な落とし穴があるため、故人が残した遺産を事前に確認する必要があります。

 

 

6. まとめ

いかがでしたでしょうか?
今回は遺品整理を業者に依頼した場合のメリット費用についてご紹介しました。
遺品整理は故人、残された遺族にとって納得のいくものにしなければなりません。

また、悪徳業者を回避するために予め調べておかなければならないため、注意が必要です。
無理をせず、希望に沿った遺品整理をしましょう。

もし、遺品整理を自力でするのが難しいと感じたら是非サントラストへお問い合わせください。

株式会社サントラストは産業廃棄物の処理不用品回収・買取、その後の不動産売却解体作業など、お悩み解決をお手伝いさせていただいております。

当社のグループ会社は弁護士や司法書士、税理士など各分野のプロフェッショナルと一緒に事業展開を行っている不動産会社です。
不動産の不用品回収やゴミ片付けにとどまらず、その後の不動産の出口戦略までお手伝いができる産業廃棄物会社です。

遺品を整理した後、不動産をどのように処理したらいいか分からないというケースがあります。
遺品整理だけでなく、生前整理によって発生する相続のサポートももちろん可能です。

「その後の不動産、どうしよう…」
「早く片付けを済ませたい」
「相続で悩んでいる」

などお悩みがありましたら、お気軽にお問い合わせください。