2021/10/04

ゴミ屋敷を片付けたいけどなるべく費用を抑えたい!業者に依頼した場合のかかる費用とは?

「ゴミ屋敷を片付けたいけど高額だと…」
「片付けの費用の相場が分からず、どこに頼めばいいか分からない」
「依頼を検討しているが、お金がない」

このように思った方は少なくないのではないでしょうか?
業者へ依頼したいと思っても、あまりに高額だと頼むことに躊躇してしまいます。
また、清掃業者と言い高額な請求をしてくる悪徳業者もいますので注意が必要になります。

今回は、ゴミ屋敷の片付けにかかる費用の内訳と費用の抑え方ををご紹介していきます。

 

 

1.ゴミ屋敷清掃業者の作業

ゴミ屋敷の片付けの作業は大きく分けて2つあります。

①不用品・ゴミの回収、処分
②ハウスクリーニング

大きな粗大ごみ、家電製品、ゴミなどを分別し回収処分を行ってくれます。
ゴミ屋敷となると日用品やプラスチックゴミ、生ごみなどが散乱し、自力では片付けることが難しい状況になります。

また、生ごみなどの臭いが沁みついてしまった家具はそのまま使いたいと思う方はほとんど居ません。
そのまま粗大ごみとして処分をお願いするケースがあります。

全てのゴミの分別、回収が終わった後に部屋の清掃を行ってくれる場合もあります。
不用品回収のみで対応していない業者もいますが、今はほとんどの業者が不用品回収・処分とハウスクリーニングを行ってくれます。

 

 

2.業者へ依頼した際のかかる費用

これらの作業をするとなるとやはり費用はかかります。
では、実際に費用の内訳はどうなっているのでしょうか。

作業をする上で、料金が発生する項目は5つあります。
ここでは費用の内訳をご紹介していきます。

 

a.ゴミの処分費

回収したゴミの処分をするのにかかる費用です。
金額はゴミの量や内容によって変化します。
家庭から出るごみなどは安く済みますが、異臭のするゴミ大きな粗大ごみは値段が上がります。

粗大ごみや家電などは、以下のような表で業者のホームページや見積りの際に説明を受けます。

例)ソファ:8,000円~
掃除機:1,500円~
マッサージチェア:15,000円~

どのくらいの料金がかかるのかどうかしっかり確認をしておかなければ、清掃が始まった際に「あれも」「これも」と言ってしまうと料金がどんどん高くなっていきます。
処分する物は予め決めておきましょう。

 

b.車両費

車両費とはゴミ屋敷から出たゴミを運搬する際にかかる費用です。
前述でも説明した通り、ゴミの量や内容によって金額が変わります。
それと同様に、ゴミの量によって運搬する車両が変わります。

量が少ない場合は軽トラックで済みますが、多ければ2トントラックでなければ積め込めません。
また、車両費にはガソリン代、コインパーキング代、高速道路を使用すれば高速道路代もかかります。
それらの費用を含めたものが車両費です。

 

c.人件費

ゴミ屋敷清掃にあたり、人件費が発生します。
人件費は当日の作業人数によって値段が変わります。

また、部屋の間取りによって作業に必要な人数が変わります。
スタッフ2~3人ほどで2万~3万ほどになります。

1Kの場合は1~2人、1DKであれば2~3名ほどの人数が必要になりますので、予め部屋の間取りの確認と当日作業をするスタッフの数を確認しておく必要があります。

 

d.オプション料金

オプション料金とは階段作業費、梱包費、作業人数増加、不用品買取、水回り、部屋の掃除など様々なものがあります。
階段などで搬出作業をする際にもかかる場合があるため、事前にオプション内容を確認するのが大切です。

また、ゴミを見えないように運び出してほしいなど希望がある場合、梱包費がつきます。
あれもこれも足していくと費用が高額になってしまうため、どのように片付けてほしいのか予め希望を伝え見積りを出してもらいましょう。

 

e.間取りによって費用が変わる

前述で、間取りによって費用が変わるとご説明をしました。
間取りによって作業人数、作業時間が変わるため、見積りの際にどのくらい人数が必要なのか確認をしなければなりません。

1K~1LDKまでの大体の相場は以下になります。

間取り 費用相場 作業時間 作業人数
1R,1K 3万~8万 1~3時間 1~2人
1DK 5万~12万 3~4時間 2~3人
1LDK 7万~20万 2~6時間 2~4人

このように間取りによって金額も上がります。
ここからお部屋数が増えれば、もちろん費用もあがります。また、この金額だけでなく、ゴミの量や内容、依頼主からの希望などにより金額も変化します。
業者によって決定金額も違うため見積りの際に間取りと現状をしっかりと説明し打ち合わせをしなければなりません。

3.金額を抑えるコツ

ここまでゴミ屋敷清掃の費用の内訳をご説明してきました。
間取りや作業人数、車両費、オプションなどを考えると費用が高く頭が痛くなりますよね。
「少しでも費用を安く抑えたい」そう思われる方は多いかと思います。では費用を安く抑えるためにはどうしたら良いのでしょうか。
ここでは金額を抑えるコツをご紹介します。

a.事前にゴミを捨てておく

業者に全てを依頼した場合、その分の費用がかかりますので、事前に自分たちで捨てられるものは捨てておきましょう。
大きいゴミでは自力では難しいため、小さな家庭ごみや自力で片付けられる範囲の物は片付けて置くことをおすすめします。また、2階にある大きな粗大ごみなどは依頼をすると階段作業費として費用がかかるため、2階から1階におろしておくなどをすることで費用を抑えることができます。少し手間がかかってしまいますが、これだけでも費用を抑えることができます。
「費用を抑えなくてもいいから早く片付けてほしい」のであれば、全てを任せてもいいかもしれません。

b.リサイクルショップへ持ち込む

家電や粗大ごみも回収すれば、回収、処分費として費用はかかります。
自分で持ち込みが出来るもの、持ち運びが可能なものはリサイクルショップへ持ち込むことをおすすめします。家電は家電リサイクル法があるため、購入店へ回収を行ってもらうなど自治体の規則にしたがって処分しなければなりません。
自治体のホームページなどを確認しておきましょう。

4. 業者の選び方


費用について知ったら、次に注意しなければならないのは業者の選び方です。
最近では、高額の請求をする悪徳業者がいるため、慎重に選ばなければなりません。しかし、業者を選ぶとしてもたくさんの清掃業者がいます。
その中でも悪徳業者にひっかからないための選び方をご紹介します。

a.複数社見積りを取る

業者を選ぶうえで複数社見積りを取ることは非常に大切です。
最低でも3社は見積りを取りましょう。
複数見積りを取ることで、自身の希望に沿った業者を選ぶことができます。また、見積りを比較することで悪徳業者か判断をすることができます。

特徴として、見積りをもらった際に明細が記載されておらず、内訳が分からないなどがあります。
ゴミを片付けるだけで清掃はなし、また追加料金がかかるなどで金銭面のトラブルが発生してしまう場合があります。

業者へ依頼する際は複数社見積りを取り、明細を確認し自身の希望に沿った片付けをしてくれるところを選びましょう。

b.一般廃棄物収集運搬業の許可業者か

個人の不用品は一般廃棄物収集運搬業の許可業者でなければ運搬することは出来ません。
この許可をもらっていない業者は、適切にゴミを処分していない可能性があります。もし依頼した業者が不法投棄し、発覚してしまえば業者だけでなく依頼主も罰則の対象になってしまいます。

そうならないためにも、その会社のホームページなどを確認して、許可をもらっているのか安心して任せられるのか判断をしなければなりません。
何かトラブルがあってからでは遅いです。
しっかりと依頼する前に確認し、見積りを取り清掃業者を決めましょう。

5.業者へ依頼するメリット

業者の選び方で悪徳業者の説明をしました。「悪徳業者を見極められるか」
「安心して任せられる業者はあるのか」
「自分で片付けたほうがいいのか」

と不安になるかと思います。業者に依頼するのは危険かと思ってしまいますが、業者へ依頼することで得られるメリットも多いです。
では、依頼することでどんなメリットを得られるのかご紹介します。

a.短期間で片付けてくれる

業者へ依頼するメリットとして大きいのは、やはり短期間で片付けられるという点です。
自身でコツコツ片付けをすることができますが、根気が必要になります。また、ゴミ屋敷を清掃するうえで体力面と精神面で非常にエネルギーを取られます。

片付けをする際に、友人や家族など人数を集めて行えるのであれば自力で片付けることは不可能ではありません。しかし、ゴミ屋敷を見せることになるため気が引けてしまいます。
また、専門家ではなく個人で行えば、健康被害を引き起こしてしまう可能性があります。
物が散乱しているだけでなく生ごみなどで、悪臭や害虫が発生してしまっていれば一般の方にとって危険地帯となりますので、無理をせず業者へ依頼したほうが良いでしょう。

b.持ち込みが難しい物も対応してくれる

ゴミ屋敷清掃となると、小さな家庭ごみだけではありません。
持ち運びが難しい粗大ゴミなどを運んでくれるため、依頼主の負担なく適切に回収、処分を行ってくれます。例えば家具、ソファやベッド、タンスなど自身ではやはり片付けるに非常に苦労します。
自力で片付けようとして怪我に繋がってはもともこもありません。

その点、業者へ依頼して片付けをして貰えば安心です。もし、ゴミの匂いが付いてしまった粗大ゴミも捨てたい、ゴミ屋敷の中で使っていた家具を処分したいと思われるのであれば、なおさら業者へ依頼することをおすすめします。

6. ゴミ屋敷の清掃は業者へ依頼したほうがお得!

業者へ依頼するメリットをご紹介しました。
金銭面、周囲の目など依頼するのに躊躇される方は少なくないかと思います。
最近は不用品回収業者、ハウスクリーニングをする清掃業者、遺品整理をする業者がゴミ屋敷清掃として、ゴミを処分するだけでなく清掃、不用品の買い取りを行ってくれる業者が多くあります。
それぞれの業者によってサービスも違うため、自分の希望に合った業者を選びましょう。また、ゴミ屋敷清掃だけでなく不動産も全て手放したいという方もいます。

業者へ依頼する際は、全て一括で行ってくれる業者を選ぶことをおすすめします。もし、全て不動産ごと売却したいと考えている方がいましたら、前回の記事「手が付けられないからゴミ屋敷を売りたい!売却費用と気になる方法とは?」をご参考ください。

7. まとめ

今回は、ゴミ屋敷清掃の費用の相場、業者の選び方をご紹介しましたがいかがでしたでしょうか。ゴミ屋敷化してしまったら、早急に片付けなどの対応をしなければなりません。
事故が起きてしまえば大きな損失になります。

少しでも自力で片付けるのが難しいと感じましたら、是非サントラストへお問い合わせください。
依頼主様のご希望に沿ったご提案とお見積りをさせていただきます。
株式会社サントラストは産業廃棄物の処理不用品回収・買取、その後の不動産売却解体作業など、お悩み解決をお手伝いさせていただいております。
当社のグループ会社は弁護士や司法書士、税理士など各分野のプロフェッショナルと一緒に事業展開を行っている不動産会社です。
不動産の不用品回収やゴミ片付けにとどまらず、その後の不動産の出口戦略までお手伝いができる産業廃棄物会社です。

「手が付けられない…」
「早く片付けを済ませたい」
「その後の不動産も悩んでいる」
などお悩みがありましたら、お気軽にお問い合わせください。