ゴミ屋敷になってしまい、片付ける気力がなくできれば売却してしまいたい!
一度、ゴミ屋敷化してしまった家に住み続けるのは気が引けてしまうと思う方もいらっしゃるでしょう。
その思いからゴミ屋敷の家自体を売却する方法を取られることも多いです。
今回は、ゴミ屋敷化してしまった家の売却方法とかかる費用についてご紹介します。
目次
1.どうしてゴミ屋敷化してしまうのか
そもそもゴミ屋敷とはどんな状況で、どのように作られてしまうのでしょうか。
ゴミ屋敷化してしまうのには、いくつかの原因があります。
- 身体的問題
- 精神的な問題
- セルフネグレクト
- 片付ける時間がない etc…
高齢者だけでなく20代~30代の若者を中心に増加しています。
最近では女性の比率が多く、必需品が多い女性ならではの要因でもあります。
しかし、ゴミ屋敷問題は女性だけの問題ではありません。
ブラック企業勤めで残業が多く、時間がない一人暮らしの方、仕事やプライベートで精神を病んでしまい何も手を付けれなくなってしまった方もいます。
高齢や捨てられないからだけではなく、私たちの身近にゴミ屋敷化してしまう要因はたくさんあります。
2.ゴミ屋敷からの脱却方法
ゴミ屋敷からの脱却方法は主に3つあります。
② 不用品回収業者、ハウスクリーニングなどの専門の業者へ依頼する
③ 不動産、土地ごと売却をする
自力で掃除・片付けを行うことについて少しでも知りたいという方は「もしかして予備軍?ゴミ屋敷になった場合の解決策は?」を参考にしてみてください。
ゴミ屋敷をそのまま放置してしまうと非常に危険です。
放置をすることで、最悪は火災や近隣トラブル、健康被害など多方面から悪影響を受けることになります。
また、賃貸のアパートやマンションの場合は管理会社からの注意勧告から退去を余儀なくされるでしょう。
一戸建ての場合、近隣住民の方が行政へ報告をした場合は強制処分対象になります。
強制処分とは強制的に掃除、処分が執行されます。
さらにかかった費用は後ほど請求されるため、金額を確認したら莫大な額になることもあります。
このようなトラブル回避のためには、片付けをする、または売却をしてしまうなど何かしらの対応をしましょう。
3.ゴミ屋敷の売却方法とは
ゴミ屋敷を脱却するために一番早い方法はやはり、不動産ごと売却することです。
片付けるという方法もありますが、片付けるまでに腰は重く感じます。
片付けるといっても、ゴミ屋敷が恥ずかしい、周りに知られたくないなどからなかなか片付けることが出来ません。
そう思られる方はゴミ屋敷ごと売却を検討されてる方は少なくありません。
ゴミ屋敷を売却するためには方法が2つあります。
それでは解説をしていきます。
a.現状のまま売却する
現状のままの売却は、その名の通りゴミ屋敷の状態で売却するということです。
売却後は不動産会社、または買取業者がリフォームなどで新しくし売り出しを行いますので、現状のままで売却することができます。
そのため、業者に依頼することや自身で処分することをしなくても良いため、手っ取り早く手放すことが出来ます。
しかし、ゴミや不用品など処分しなければならない状態のまま売却をすると、5割~7割程度の価格でしか買取をしてもらえない場合もあります。
回復が難しい物件を買い取っている不動産会社や買取業者は、ゴミの処分費用などを負担する代わりに、その不動産を大きく値引きして買い取りをするからです。
再度、利用できる状態にするため回復費用、不動産会社、買取をする業者が精神的、体力的に負担の報酬のため、本来の金額から差し引いた額になります。
しかし、全ての不動産会社が必ずしも買い取ってくれる訳ではありません。
不動産会社に売却する場合は、買取が可能か相談をしましょう。
b.ゴミを処分してからの売却
ゴミを処分してからの売却の場合は、通常物件のレベルに近づけ、資産価値をある程度回復させ売却する方法です。
高く売りたい場合は、ゴミや不用品の処分は必須です。
しかしゴミを処分する方法として、前述でも述べたように自身で片付け・掃除を行うか、専門の業者へ依頼して掃除を行ってもらうかの2択になります。
4.売却によってかかる費用とは?
売却をするからといって、自身には何も費用がかからない訳ではありません。
前述のとおり、ゴミを処分してから売却する場合は処分費用が発生します。
また、売却する際の契約によって費用は発生します。
これは2つのパターンも同様にかかる費用です。
ここでは売却によってかかる費用は何かについてご説明します。
a.ゴミや不用品の処分費用
現状で売却をせず、処分してから売却する場合はゴミの処分費用がかかります。
費用としては、自身で片付けた場合の方が安く済む可能性がありますが、その分時間がかかります。
粗大ごみの場合は、自治体の不用品を処分するところに持っていく、粗大ごみシールを貼って出す、リサイクルショップに行くなどの方法があります。
そのため、費用を抑えて処分が出来ます。
不用品回収業者や産廃業者、ハウスクリーニングなどに依頼した場合はゴミの処分費用、間取り、作業人数により費用がかかります。
また、遠方の場合は出張費用としてプラスでかかる場合もあるため、予め無料見積りをして確認することが必要です。
しかし、費用はかかりますがその分短期間で片付け・掃除を行ってくれるため、早めに売却したい方にとっては嬉しい点です。
費用よりも期間を重視している方であれば、業者へ依頼するのが良いかもしれません。
少しでも業者へ依頼する費用を抑えたい!という方は、「ゴミ屋敷を片付けたいけどなるべく費用を抑えたい!業者に依頼した場合のかかる費用とは?」で費用を抑えるコツを紹介していますので、是非参考してください。
b.臭いなどの除去費用
ゴミ屋敷化してしまうと、生ごみや放置されたゴミの臭いが部屋の壁や床などにしみついてしまいます。
ゴミを処分するだけでは、臭いを取り除くことができません。
また、年季の入ったゴミ屋敷は特に悪臭がひどく、生活しているだけで健康被害を招くこともあります。
通常物件のレベルまで近づけるためには、悪臭などの臭いを除去しなければなりません。
悪臭がこびりついた状態では、買い手が見つからない可能性があります。
悪臭を取り除くためには、ハウスクリーニングや特殊清掃など専門の業者へ依頼しなければなりません。
通常のゴミ処理ではないため、追加で料金がかかってしまいます。
しかし、金銭面を気にし自力でやるとしても、一般の方で臭いを完全に取り除くことは出来ません。
また、自身で行うと悪臭により体に負担がかかってしまい、身体と精神面でも悪影響を及ぼします。
悪臭などの臭いを除去をするため際は専門の業者へ依頼しましょう。
色々な業者へ依頼すると、その都度やり取りは必要になります。
臭いの除去も含めゴミ処理を行ってくれる業者を調べ、同時に行ってくれる業者へお願いしましょう。
c.解体作業による費用
解体作業を行う場合、解体工事費用と付帯工事費用の2つがかかります。
解体作業は主に戸建ての家を行うことが多いです。
ここではそれぞれの費用に関してご説明します。
このように解体費用だけでなく、付帯工事費用もかかります。
家の解体を行うことで、200万円程度が負担になってしまいます。
そのため、依頼をする前に一度不動産会社に状態を説明し相談をしましょう。
d.売買契約によって発生する費用
売買契約が決まった際、登記費用と印紙税の2つの費用がかかります。
契約の際に必要な物になります。
ここではこれら2つをご紹介します。
そのため、売買契約が決定したら司法書士へ支払はなければなりません。
登記費用は登記の状況によって変化しますが、1万~5万程度かかります。
売買契約が決まると、売買契約書に貼付します。
物件の価格によって変化しますが、1,000円~10,000円になります。
5.専門の不動産会社へ相談を
ゴミ屋敷化してしまった家の売却を検討している場合は、不動産会社へ一度相談をしましょう。
特に通常の物件と違い、売却の判断が難しいものになります。
また、ゴミの処分や解体工事など行わなければならないもの多くあるため、解体をするか、通常物件のレベルまで上げるか、そのまま売却をするかなどよく考えなければなりません。
それによりかかる費用も変わります。
売却の判断が少しでも難しいと思いましたら、サントラストへご相談ください。
サントラストは産廃業だけでなく不動産業を行っている会社です。
ゴミ屋敷のお悩みだけでなく、不動産に関してのお悩み解決のサポートも行っていますので、ゴミ屋敷の売却の解決をお手伝いすることができます。
無理をせず、まずはお気軽にお問い合わせください。
6.まとめ
今回はゴミ屋敷の売却について詳しくご紹介しました。
ゴミ屋敷の売却はそのままの状態で売却するだけではありません。
ゴミ屋敷の状態では、買い手が見つからない場合もあります。
全ての不動産が買取を行えるわけではないのです。
ゴミ屋敷を解決するために、自身にとって良い方法を探さなければなりません。
今の家を清掃し片付けをするのか、ゴミ屋敷を売却してしまうのかよく考え、相談し決めましょう。
ゴミ屋敷の売却でお悩みでしたら、是非サントラストへご相談ください。
当社なら、ゴミ屋敷の片付けだけでなく、不動産までお悩み解決のお手伝いが出来ます。