最近、「ゴミ屋敷」だけでなく「汚部屋」という言葉を耳にされる方も少なくないのではないでしょうか?
テレビのバラエティ番組で女性芸能人や男性芸能人の部屋の「汚部屋」を片付ける番組が多くあると思います。
汚部屋になりやすい人の特徴、また汚部屋になってしまった際の解決策についてご紹介していきます。
目次
1.汚部屋とは?
そもそも汚部屋とは、どの程度のレベルを指すのでしょうか?
汚部屋とは下記の9つの項目に当てはまる部屋を言います。
- 服やモノが部屋に散乱しているが、かろうじてスペースがある
- 飲みかけのペットボトル、飲み終わった飲み物が2、3本放置されている
- 出していないゴミ袋が2、3個置いてある
- 洗濯は1週間に1回程度
- 食器をすぐに片さず、数日放置している
- ゴミを放置し埃が舞っている
- 大型のゴミ(ダンボールや箱)を放置している
- 食べこぼしが落ちている
- 部屋でなくしものが多い
などが挙げられます。
これらはゴミ屋敷になる前兆、予備軍とも言えるでしょう。
「もしかして汚部屋かも?」
「そういえば心当たりがある…」
と少しでも思いましたら、早めに片付けと掃除をすることをおすすめします。
2. 汚部屋になりやすい人の傾向
汚部屋になりやすい人の傾向は3つに分けられます。
また、近年の汚部屋になりやすいのは主に女性が急増しています。しかし、女性ばかりで男性はならないということではありません。
現在、ECサイトや物流が発達したことにより簡単に物が手に入ります。
そのため、若い男性、女性も増えてきているのです。
ここでは、汚部屋になりやすい人の傾向と心理はどんなものかご紹介します。
a.一人暮らしの生活
一人暮らしであれば、一緒に住んでいる人がいないため気を使う必要はありません。
しかし、気を使わないからこそ炊事、家事、洗濯など身のまわりのものが後回にしがちです。
仕事が忙しい方は特に、「疲れたから今日は出来ない」と諦めてしまう方も少なくないのではないでしょうか。
仕事や時間に追われ、ストレスにより精神的な疲れから何もやる気がなくなってしまう方もいます。
このような精神的な疲れは現代のストレス社会による影響でしょう。
精神的な問題により汚部屋と化してしまう若い女性は特に多くいます。
また、片付いていない部屋で数日過ごすことで、その生活に慣れてしまい改善しようと思わなくなってしまいます。
その他にも、一人暮らしだと生活のリズムが乱れてしまうこともあります。
「朝までゲームをしてしまった…」
「映画を見てたら気づいたら朝だった…」
「残業で家着いたのが日付を超えていた…」
などなど。
誰しも経験する、あるあるですよね。
しかし、このあるあるの経験が蓄積することにより生活リズムが壊れてしまいます。
一人暮らしは自分のペースで生活することができ、どうしても!!と思ってしまいますが、時には汚部屋に発展してしまう恐れがあるのです。
しかし、生活リズムが乱れるだけで本当に汚部屋化するの?
と疑問に思ったかもしれません。
生活リズムが崩れから汚部屋、ゴミ屋敷化してしまうことについて「それって大丈夫?見直したほうがい!ゴミ屋敷化させる生活習慣」詳しく説明していますので、是非ご参考ください!
b.買い物依存症
このような症状になるのは、主に女性が多い傾向にあります。
前に買ったものを再度購入してしまったり、収納スペースがないのにも関わらず購入をしてしまうなどがあります。
特に女性は必要な物が多く、男性と比べ購入しなければならないものが多いです。
その分、アクセサリー、服、化粧などが増えてしまい、気づけば寝るスペースや床に置かざる負えなくなります。
このような状態の部屋をテレビで見たことがありませんか?
某テレビ番組で片付けの際、モニタリングをするシーンがあると思います。
片付けることが出来ない場合もありますが、買い溜めをしてしまう買い物依存症の方も中に入るのです。
また、稀に物が多く自分の身のまわりにないと安心しない、寂しいという心理になる方もいます。
そういう方は無意識的に多く買い物してしまうかもしれませんね。
もし、「自分は買い物依存症なのではないか」と思った方がいましたら、医療機関に一度相談をしてみましょう。
このような精神疾患は汚部屋の原因とも呼ばれています。
精神疾患については「ゴミ屋敷の原因は心の病から?精神疾患の種類と対策について」で詳しく解説をしています。
c.整理整頓・片付けが苦手
整理整頓・片付けが苦手な方は多くいらっしゃるのではないでしょうか?
片付けられない特徴として、使ったものを出しっぱなしにしてしまう、まだ使うかもしれないと捨てることができない、片付けの優先順位が低いなどがあります。
このような小さなことが積み重なってしまい、ゆくゆくは汚部屋と化してしまいます。
特に捨てることが出来ないと、物が溜まっていく一方です。また、中にはゴミや物を捨てることが出来ない「溜め込み症」という方もいます。
他人から見ると「要らないもの」と分類が出来ますが、捨てることができない人にとって「要るもの」と分類します。
段々、整理整頓されていない部屋に慣れてしまうと、逆に片付けた後の部屋が寂しく感じてしまい、再度同じような状況を作っていってしまうこともあります。
溜め込み症については「物を捨てられないのは実は溜めこみ症が原因?症状と対策について」で詳しく紹介をしています。
片付けに対して苦手意識を持ってしまうと、実行するまで時間が掛かってしまいます。
自分の中で整理整頓、片付けの習慣付けをしなければなりません。
3.汚部屋を放置すると
ここまで汚部屋になりやすい傾向と心理についてご紹介しました。
では、危機感を持たずに汚部屋を放置するとどうなるのでしょうか?
どんな状況になってしまうのか、説明していきます。
a.生活をするスペースがなくなる
スペースがなくなる例として、置く場所がなくベッドに物を置くようになる、足の踏み場がなくなり始めている、シンクが食器で溢れる、玄関のドア、ベランダのドアが開けづらいなどがあります。
汚部屋になる前の生活では問題なく日常を送れていましたが、汚部屋になってしまうと一苦労になります。
床にモノやゴミが散乱していると、誤って踏んで壊してしまったり、または足をけがしてしまうかもしれません。
また、大事な物を失くしてしまうなどが続きましたら、それは汚部屋のサインです。
最悪は印鑑など、手続きに必要な書類などを失くしかねません。
このように「スペースがなくなってきた」、「最近部屋が狭いな」と少しでも思ったら片付けを始めましょう。
b.あっという間にゴミ屋敷化
冒頭でも説明しましたが、汚部屋はゴミ屋敷の前兆、言わばゴミ屋敷予備軍です。
放置して置けば、気づいたら物やゴミが溢れて通常の生活が全く送れなくなります。
また、ゴミ屋敷化まで発展すると健康被害、大事故を招いてしまう恐れがあります。
「ゴミ屋敷になってないから、まだ平気」
「ゴミ屋敷になってから片付けよう」
そう思われている方が居ましたら、それは大間違いです。
大事になる前に片付け、清掃を行いましょう。
4.汚部屋の解決策
汚部屋はゴミ屋敷の予備軍と説明しました。
ゴミ屋敷になる前に片付けを行わなければなりません。
しかし汚部屋によって、状況は様々です。
一人で片付けが出来るレベルから一人では片付けられないレベルまであります。
ここでは、汚部屋の解決策をご紹介します。
a.掃除の習慣を付ける
まずは掃除の習慣を身につけましょう。
週に何回、掃除をする日を決めると良いでしょう。
仕事が忙しく、時間がないときはお休みの日にまとめて行うのでも大丈夫です。
しかし、まとめて掃除するとなると逆にプレッシャーになってしまう場合もあるので、お休みの日が負担にならないように、小さな片付けをしておくと楽になります。
また、掃除の習慣化だけでなく生活リズムも一緒に整えておきましょう。
生活リズムが崩れると、自然と身のまわりのことを後回しにしてしまいます。
b.買い溜めをやめる
買い溜めを続けてしまうと、いくら掃除の習慣を付けても物は減りません。
それだけではなく、さらに現状を悪化させるかもしれません。
買い溜めをしてしまう方は、買うものリストを作りましょう。
例えば、必ず必要な日用雑貨、消耗品などは上位リストに入れましょう。
その他、消耗品度が低いものは中位、またはあまり使用しないものなどは下位に入れるなどして、上中下で分けましょう。
また、服などアクセサリーなどの服飾関係は自分がよく着ているものの傾向を考え、何着まで購入するかも考えると自然と優先順位を考えることができます。
本当に今必要な物なのか、必要ではない物かを見極める癖を付けていきましょう。
c.要らないものを処分する
部屋に散乱しているゴミや物を処分しましょう。
大きな段ボールや箱などのゴミがあれば、早めにゴミ出しをしましょう。
しかし、壊れた家電製品や粗大ごみなどあった場合、自力で片付けるのは大変ですし、場合によって難しいケースもあります。
その場合は、不用品回収業やハウスクリーニングなどの業者に依頼をしましょう。
「不用品回収業者ってゴミ屋敷レベルじゃないとだめじゃないの?」
「たくさん不用品がないと回収できないんじゃない?」
実は不用品回収業者は一個単位から回収してくれます。
そのため複数なくても数点だけでも、回収や買取まで行ってくれるので、安心して依頼することができます。
自力での片付け、掃除が難しい場合は業者へ依頼しましょう。
業者へ依頼することで、自身が出来ない細かいところまで作業してくれます。
不用品回収の依頼など詳しく知りたい方は、過去の記事の「ゴミ屋敷の清掃前に!不用品回収の流れと注意点」を参考にしてみてください。
5.汚部屋の片付けはサントラストへ
自分で片付けられないと感じた場合は、無理をせず業者に依頼をしましょう。
仕事で忙しい、汚部屋が恥ずかしい、一人で片付けられない場合は是非サントラストへご依頼ください。
不用品回収、ゴミ屋敷・汚部屋の清掃などご希望に沿った対応をさせていただきます。
自分で片付けられないからといって放置はしてはいけません。汚部屋からゴミ屋敷化してしまい、気づいたときには近所からクレーム、強制退去をさせられてしまった…
そうなる前に、汚部屋を片付けましょう。
まずはお気軽にお問い合わせください。
5. まとめ
今回は「汚部屋」についてご紹介しました。
汚部屋はゴミ屋敷予備軍です。
家にいても買い物ができてしまうことから買い溜めや買い物依存症の方は顕著に現れています。
また、ストレス社会の影響から精神的に追い込まれ、汚部屋、ゴミ屋敷化していく人が多くいます。
自身で片付けられない部屋を片付けるとなると、ストレスもかかります。
もし、自身では難しいと感じた場合は我慢せず不用品回収業者、ハウスクリーニングなどの業者へ依頼しましょう。
「自力で片付けるのが難しい…」
「その後の不動産どうしよう…」
などお悩みがありましたら、サントラストへお気軽にお問い合わせください。
解決までお手伝いさせていただきます。