通販サイトやデリバリーでのお買い物が増えたことにより、ゴミ屋敷はさらに増えています。
ゴミ屋敷って聞くと『片付けられない人じゃないの?』と思う方も多いかもしれません。
ゴミ屋敷になる原因は一例だけではありません。
いろいろな条件が重なることによってゴミ屋敷を生みます。
今回は、近年のゴミ屋敷の原因、また予防対策などをご紹介していきます。
目次
1.ゴミ屋敷化によって受ける影響
ゴミ屋敷化することにより、多方面で影響を受けます。
大まかなに対人関係、身体・精神の健康のこの2つです。
ゴミ屋敷化することによって、以前の生活とがらりと変わってしまいます。
また、ゴミ屋敷化が始まっていても「まだ大丈夫」と少しでも思ってしまったら、
「気づいたら寝る場所がなくなっていた」
「足の踏み場がなくなった」
など、自身で片付けることが出来ない領域に入ってしまいます。
ここで、ゴミ屋敷になってしまった場合、どんな受ける影響を受けるのか説明していきます。
a.身体的、精神的なダメージ
ゴミ屋敷になってしまうと健康面でのリスクが高くなります。
山積みのゴミが雪崩れてしまい、その下に埋もれ窒息してしまう。
または、害虫や細菌発生により健康に害してしまうこともあります。
また身体面だけでなく、精神面も削られていきます。
ゴミの匂いが体に付着し、服にもゴミの汚れが移ってしまうと対人関係も難しくなってしまいます。
そこから、他人との接触を避けてしまえば精神的なストレスから脳が低下し、ふさぎ込んでしまう恐れがあります。
そこから精神疾患を起こし、体への健康にも影響が及ぶこともあります。
b.周囲への影響
以前の記事で近隣トラブルのお話をしましたが、近隣からのクレームを無視し続けるとさらに状況は悪化します。
悪臭・害虫やゴミの多さなどから近隣住民が行政へ申告をします。
その申告により、自分の家が行政からの強制処分の対象に入ってしまうのです。
例えば、私有地からゴミが溢れ出てしまい公道へ侵入してしまったことから、通行が難しく近隣の方が行政へ通報することもあります。
申告を受けた行政は、ゴミ屋敷化してしまったあなたに対し
指導、戒告を出します。
しかし、この二つの通告を無視してしまった場合、強制処分の対象に入ります。
強制処分になった際、強制的に清掃・処分が執行され、かかった費用は後ほど請求されます。
勝手に片付けをされ、高額な費用を請求されてしまうと大変ですよね。
また、何かの拍子で発火をし火事になってしまい、火が近隣住民の家に燃え移ってしまった場合は大惨事になります。
このようにゴミ屋敷化することで、周囲へ悪影響を及ぼしてしまう可能性があります。
自分だけの問題ではなく、周りも巻き込んでしまっているのです。
巻き込んでしまうのは近隣住民だけでなく、自身の家族まで巻き込む可能性もあります。
行政から多額の請求をされた際に、自身で処理できなければ家族に頼らざる得ない状況もありえます。
ゴミ屋敷で影響を受けるのは自分だけではありません。
自分のため、自身の周りの人のためにもしっかりと向き合いましょう。
2. ゴミ屋敷になる主な原因
ゴミ屋敷化する主な原因は4つあります。
また、近頃は単身の若者のゴミ屋敷が急増しています。
最近のゴミ屋敷になってしまう傾向と原因をご紹介します。
a.原因①時間がない
・仕事が忙しくて掃除、片付けができない」
・残業続きで何もできない」
・休みが取れない」
時間がないという理由で、ゴミ屋敷化してしまっている方は特に若者の方多いかもしれません。
「ブラック企業」「漆黒企業」という言葉を最近よく耳にするかと思います。
このように時間を多く取られてしまい、帰宅後や休日は疲れて何もできない方が多くいます。
また、時間がないことから通販やデリバリーの使用頻度が上がり、ゴミが多くたまっていく傾向があります。
コロナ禍の影響から、単身の若い人がゴミ屋敷化してしまうことが多くなっています。
「若いから大丈夫」ではありません。
自分は大丈夫と思わず、気を付けていきましょう。
b.原因②整理整頓が出来ない
整理整頓ができない方の特徴として、片付けが苦手な人、または捨てられない人などがあります。
先ほど、通販サイトの利用が多くなったことをお話ししました。
以前よりも物が手短に手に入れられる、お店自体がより近い存在になったことから、ついつい買ってしまいませんか?
簡単に買い物が完了してしまうため、気づいたら物が多くなってしまったという経験の方もいらっしゃると思います。
「物がたくさんあふれてしまったけど、もしかして使うかもしれないから捨てられない」
「せっかく買ったのにもったいない」
など思ってしまいます。
または、消耗品を5年、10年使用し続ける方もいらっしゃいます。
これからも使うものと、使わないものの仕分けをしなければ、さらに物が増えていく原因になります。
c.原因③精神的な問題
精神的な面として、主に挙げられるのがうつ病、セルフネグレクト、認知症などの精神疾患があります。
最近では、セルフネグレクト、うつ病などが多くなってきているのではないでしょうか。
原因①で述べた「残業続きで時間がない」というところにも関わってきます。
これは疲れて何もやる気が起きないなどから、徐々にセルフネグレクトに変化してしまう恐れがあります。
またはストレスにより、うつ病を発症してしまうことも珍しくありません。
このように塞ぎこんでしまい気力がなくなることから、自分の身のまわりのことに、手を付けられなくなってしまうこともあります。
精神面の健康が崩れてしまうと、このような状況に陥りやすくなる傾向があるため、常にこころの健康は維持しなければなりません。
ここまでで、精神疾患のよってゴミ屋敷化してしまう原因とお分かり頂けたかと思います。
精神疾患とゴミ屋敷については、「ゴミ屋敷の原因は心の病から?精神疾患の種類と対策について」で詳しく紹介をしています。
3. 予防対策
ここまで最近におけるゴミ屋敷の原因をご紹介しました。
ゴミ屋敷になる過程も様々です。
それぞれの原因別に予防差対策をご紹介していきます。
a.対策①リスト化する
どうしても全てが必要に思えてしまう方は、日常生活で自分自身が買っているもの、あるいは使っているものをリスト化しましょう。
日常生活で絶対に必要なものを洗い出すことで、自分の生活における必需品が見えてきます。
今まで、必需品以外を購入していた場合は、即買うのではなく何日か置いて購入を検討する癖をつけましょう。
このような癖をつけることによって、使用用途や今使っているものの優先度が分かります。
今まで自分が使用していて全く捨てられない場合も、優先順位をつける必要があります。
捨てることに対して抵抗感を感じる場合は、まずは捨てるではなく片付け、どこにしまうかなどを考えながらすると気持ちが軽くなります。
b.対策②コミュニケーションをとる
ゴミ屋敷になってしまう人の特徴としては、コミュニケーションをあまり取らない、もしくは取らない人が当てはまることが多いです。
それにより孤立、孤独感から物を捨てることができない状態に陥りやすいのです。
孤独感から、ゴミを集めてしまう、または物を捨てることが出来なくなります。
ゴミを自身の身のまわりに集めることで、孤独感を埋めようとする心理が働くのです。
そのため、家族または友人と少しでもコミュニケーションを取ることが大切になってきます。
ゴミ屋敷化が進むことで心に余裕がなくなり、閉鎖的になりやすいため、定期的に連絡を取るか会って話すなどを積極的にして孤独感を減らしていきましょう。
c.対策③清掃・不用品回収をお願いする
この方法は、どうしても捨てられない、捨て方が分からない、捨てる勇気が出ない方におすすめです。
まず、プロの清掃、不用品回収の方にお願いをして処分をしてもらい、一度リセットする方法です。
最近では、小規模の依頼も受けている業者もいるため、全処分ではなく1つの単位からでもお願いできます。
コストは多少掛かりますが定期的な清掃をお願いすることによって、清潔な空間が保たれます。
業者の出している金額のプラン内容も幅広く用意をしているとこも多いため、自分にたちにあった業者を選ぶようにしましょう。
不用品回収業者の依頼について「不用品回収は1品からでもOK!無理せず効率よく片付けをしよう!」で詳しく解説をしています。
この清掃の機会に、掃除や片付けの仕方、仕分けの仕方のコツを聞くと予防につながりますよ。
4. 困ったらサントラストへ
「自分で片付けられない」
「早く片付けをしたい」
「なるべく費用は抑えたい」
そんなお悩みがありましたら、サントラストへご相談ください。
株式会社サントラストは産業廃棄物の処理、不用品の回収・買取だけでなく、その後の不動産売却、解体作業など、お悩み解決をお手伝いさせていただいております。
また、当社は余計なコストをお客様へ求めていないため、業界最安値へ挑戦をしています。
ゴミ屋敷になってしまう原因は人それぞれです。
ご希望に沿った片付けをさせていただきます。
まずはお気軽にご相談ください。
5. まとめ
今回は、近年のゴミ屋敷化の原因や予防対策をご紹介しました。
最近は特に、通販サイト、デリバリーなど大きく普及したことによりゴミ屋敷化が急増しました。
ゴミ屋敷になってしまう原因は、身近な部分にあります。
「たくさん買ったけど使わなかった」
「どこかで使うかもしれないから捨てない」
そう思わずに本当に必要か、頻繁に使うのかを見極めなければなりません。
精神面・身体面の健康と周囲の人のことを考え、自分だけの問題ではないと思いましょう。
「でも、自分たちだけでは難しい…」
と思いましたら、是非サントラストへお問い合わせください。