ここ数年、おうち時間やステイホームの期間もあり、整理整頓やリフォーム、断捨離という言葉をよく目にする方は多いのではないでしょうか?
その中で、近年増加しているゴミ屋敷問題がスポットを浴びています。
「自分は大丈夫」
と思っている方、本当に大丈夫ですか?
では、なぜゴミ屋敷になってしまうのか、ゴミ屋敷になった場合どうしたらいいのか。
要因も含め、解決策などをご紹介していきます。
目次
1.ゴミ屋敷とは
そもそも、ゴミ屋敷とはどのような状態のことを指すのでしょうか?
・悪臭や害虫が発生している
・部屋全体にゴミが散乱している
「もしかしたら自分の家が当てはまってるかも?」
と心当たりがあるようでしたら、早急な対処をおすすめします。
知らないうちに、もしかしたらあなたもゴミ屋敷の予備軍かもしれません。
a.一人暮らしのゴミ屋敷の特徴
一人暮らしのゴミ屋敷と聞くと、一人暮らしの高齢者の方をイメージされるのが多いのではないでしょうか?
テレビ番組でゴミ屋敷を掃除するとなると、よく出演されるのは高齢者の方々が多いと思います。
健康面の問題から身の回りのことを自身で行うことが困難になり、片付けができなくなってしまったケースが多いです。
「将来、自分も気を付けよう」
「自分はまだ健康だ、すぐに片付けられるから少しくらい大丈夫だろう」
自分はゴミ屋敷とは無縁だとおもっていませんか?
最近では、若い世代の方を中心にゴミ屋敷化が増加しています。
ゴミ屋敷になってしまう原因は健康面の問題だけではなく、
性格、精神面の問題、環境面の問題なども要因になります。
性格によってゴミ屋敷を誘致してしまうのには、いくつか理由があります。
- 実家では片付けや家事をせず親に任せきりだった
- セルフネグレクト
- 物を捨てられない etc…
このようにゴミ屋敷化してしまう原因は様々です。
特にセルフネグレクトなどの精神疾患はゴミ屋敷と深い関係にあります。
精神疾患とゴミ屋敷の関係性については、「ゴミ屋敷の原因は心の病から?精神疾患の種類と対策について」で詳しく解説をしています。
近年の社会背景から、老若男女問わず問題になっています。
「自分は大丈夫」と思わないでください。
b.実家のゴミ屋敷の特徴
実家のゴミ屋敷の特徴は、遺品整理ができない理由からゴミ屋敷になるケースが多くあります。
配偶者のどちらかが亡くなり、強い孤独感から片付けられなくなってしまうこともあります。
また、前述でも記載した通り健康面の問題から片付けができず、生活における生ごみやプラスチックゴミなどが放置されてしまいます。
気づけば悪臭や害虫も発生をしてしまい、ご近所トラブルに発展する可能性もあります。
c.ゴミ屋敷は家庭だけじゃない
ゴミ屋敷と聞いて、主に一般家庭の自宅を想像しませんか?
工場や倉庫、オフィスなどもあります。
倒産してしまい、退去する間もなく備品や家具などがそのまま放置されてしまうケースもあります。
ゴミ屋敷や競売案件など家具やゴミがそのままの状態で不動産の引き渡しがされます。
このように引き渡しによって、解体を行うということは不動産取引でよくある事例です。
その場合、建物解体を行う前に建物内にある家具やゴミなどは撤去してから解体を行う必要があります。
いざ不動産を引き渡したくても、この状態では難しく途方にくれる方も少なくありません。
2. ゴミ屋敷の片付け方
a.自分でゴミ屋敷を片付ける
自力で片付けるをするとなると、多くの時間と人手が必要になります。
なので、実行する前にしっかりと計画を立てましょう。
まずは時間、仕事など予定がある場合は予め最低でも3日は時間を取りましょう。
人手を集める際に誰でもいいと思って無闇に人を集めるのはおすすめしません。
買取ができそうな物、または思い出の品を勝手に持って帰られてしまう可能性があります。
気心の知れた友人、知人、またはご家族を選びましょう。
いざ片付けるとなると、ゴミだけでなく貴重品や(ハンコや通帳、鍵など)思い出の品や集めたコレクションなどが出てきます。
事前に必要なものはメモを取って捨てないようにしましょう。
後から買い取り可能なものも出てくる可能性があるため、事前にリサーチをしてください。
b.清掃業者(ハウスクリーニング)にゴミ屋敷を片付けてもらう
清掃業者へ依頼した場合、見積りと日程調整をして行います。
片付けのプロ集団のため、安心感がありますよね。
いざ自力で掃除をするとなると、慣れない作業から予定より大幅に時間をかけてしまう可能性があります。
また悪臭や害虫が発生している場合、専用の防護服やマスクがない状態で掃除をした際に器官にゴミなどが入り、体調を崩してしまうリスクもあります。
そのため清掃業者にお願いするとメリットがいくつかあります。
- 効率よくきれいに掃除をしてもらえる
- 自分たちでは出来ない部分まで掃除してもらえる
- 専用の機材の用意
- 廃棄処理する手間がない etc…
コストはかかりますが、人手と時間の心配がないため安心ですね。
c.不動産ごと売り払ってしまう
こちらは最後の手段といっても良い方法ですね。
「もう掃除もお金も時間もかけたくない!」
「家から何も出さなくていい」
そんなあなたには、不動産ごと売却するという方法をおすすめします。
ゴミ屋敷の売却方法については「手が付けられないからゴミ屋敷を売りたい!売却方法と気になる費用とは?」で解説をしていますので、是非ご参考ください。
3. ゴミを回収する時にかかる費用
a.自分でゴミ屋敷を清掃する場合
自分で清掃する際、主にかかる費用はゴミの回収費用です。
不用品の処分は自分で行うか、または業者にお願いするかでかかるコストが大きく変わってきます。
業者にお願いすることで負担はなくなりますが、回収する物によって値段が変わります。
自分たちで清掃する場合、どこまで自分たちが行うか、または全て行うかをしっかりと話し合いましょう。
b.清掃費用、出張費用
清掃業者に依頼する場合の費用は、間取りや作業人数によって価格が変わってきます。
- 1K~1Rの場合、約2人
- 1DK~3LDKの場合、3~8名
- 4LDKの場合、4名~10名
また、作業時間や処理するゴミの量や内容によっても費用が変化するため、業者に依頼を検討中の方は一度見積りを出してもらいましょう。
見積もりを出してもらった上、自分たちのお財布と相談しましょう。
c.不用品処分
片付けたは良いものの不用品の処分が大変ですよね。
4. ゴミ屋敷は片づけたいと思った時が開始時!
「自分の家がゴミ屋敷になってしまった」
「またはゴミ屋敷になりかけてるんじゃないか?」
「最近ゴミが散乱しているし、虫が出てきた気がする…」
そう思った方、今すぐ自分の家をもう一度見直してください!!
- 生ごみがたまっていませんか?
- 足の踏み場はありますか?
- 物がよくなくなるなどありませんか?
- ご近所からクレームは来ていませんか?
少しでもギクッとしましたら、片付けをしましょう。
片付けもすればココロのゆとりも出来て、スッキリするはずです。
自身で掃除する場合も、業者へ依頼する場合も日程とお金も計画して実行しなければならないため、周りに相談しスケジュールを立てていきましょう。
5.業者にゴミ屋敷を片付けてもらうための流れとポイント
a.見積もりの依頼
まず、清掃を業者に依頼する際は見積りを出してもらいます。
②現地見積り
悪徳業者に捕まらないために、
「業者を見極め方をもっと知りたい!」
「業者へ依頼したいけど費用が心配…」
と思いましたら「ゴミ屋敷を片付けたいけど…なるべく費用は抑えたい!業者に依頼した場合のかかる費用とは?」をご参考ください。
b.清掃
清掃当日は、掃除を開始する前に作業確認を行います。
そこから、作業用機材などを家に運び入れます。
(※業者によって前確認があるか、また打ち合わせ時のみか変わってきます)
当日は、業者にお願いするとはいえバタバタしてしまうので、しっかりと打ち合わせをしておきましょう。
準備が整いましたら、いざ清掃開始です!
c.精算
清掃がすべて終わったと思ったら、一番緊張するのは精算ですよね。
精算は打ち合わせ時に、現金かクレジットカード決済かローンか、一括かなどを話しあってから決まります。
また、5-aの見積りの章でも記載しましたが、見積り後についオプションの存在を忘れてしまって、追加してしまうと実際の見積もりと変わってしまうので気を付けましょう。
6. サントラストでゴミ屋敷を片づけると、こんないいことが。
株式会社サントラストは産業廃棄物の処理、不用品回収・買取、その後の不動産売却、解体作業など、お悩み解決をお手伝いさせていただいております。
また、当社のグループ会社は弁護士や司法書士、税理士など各分野のプロフェッショナルと一緒に事業展開を行っている不動産会社です。
相続に関してのお悩み解決もさせていただいておりますので、是非ご相談ください。
不動産の不用品回収やゴミ片付けにとどまらず、その後の不動産の出口戦略までお手伝いができる産業廃棄物会社です。
不動産コンサルティングも行っているため、サントラストでご注文いただければ、ほとんど全て一括で行えます。
当社は、東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県の関東近郊を対応しています。
お困りごとがありましたら、株式会社サントラストへご相談ください。
まずはお気軽にご相談ください。